人口たった23人!オーストラリア国内に存在する独立国とは???
画像:国王の顔の像
幸福度ランキングで常に首位にある国、オーストラリア。観光地としても人気の高いこの国の中に、じつは独立国が存在することをご存知でしたか。それがここ、ハットリバー公国。なんと普通の農場主のおじさんが、政府への不満から、勝手に独立、建国してしまった国なのです。
■建国に至るまで
画像:国境
時は1970年。西オーストラリアの農場主ケースリーは、小麦に対する政策で政府ともめていました。お互いの主張は平行線のまま。結局政府はケースリーの願いを聞き入れませんでした。
「そりゃあいち農場主の意見なんていちいち政府は聞き入れないだろ、諦めるしかない。」普通はそう思いますよね。ですがケースリーは違いました。
「オーストラリア政府のやり方は気に食わない!私たちは国際法にのっとり、ここに独立国を宣言する!」なんと、あろうことか近所の農家と共に独立国を築いてしまったのです!
これに対し西オーストラリア州は、連邦政府がなんとかしない限り私たちは動けないと宣言。対して連邦政府は、西オーストラリア州で起きたことは西オーストラリア州で片付けるべきと宣言。つまりは、たらい回し状態のまま、現在にまで至っているのです。よく言えばおおらかな、悪く言えば適当な、実にオーストラリアらしい対応ですね。現在も税金は支払っていないようです。
■ハットリバー公国について
画像:国王
現在の国民は総勢23人。ケースリーは「ハットリバー公、レオナード1世」を名乗り、王座につきました。国土は75平方キロメートル。渋谷区、新宿区、千代田区、港区、中央区を足したのと同じ大きさです。結構大きいんですね。
主な産業は農業や観光、貨幣、切手の輸出。意外にも多くの観光客が海外から訪れているようです。確かにそんな変な国があったら入ってみたくなりますよね。観光には力を入れていて、なんと国王直々に観光客をお出迎えしてくれます。そんな機会、普通の国じゃありえませんよね。なんたる光栄。
また、本格的に国と称する為に、独自の貨幣や切手まであります。入国時にもしっかりとパスポートにスタンプ押されます。しかしそのスタンプがあると、オーストラリア出国の際にイミグレで怒られるという噂もあるのでご注意を。
■まとめ
世界で唯一、国王陛下と直接話ができる国、ハットリバー公国。場所はパースから車で6時間ほど北上した位置にあるので、西オーストラリアに行く機会がある方は、是非訪れてみてください。
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■WRITER 成澤圭佑
海外旅行好きで、オーストラリアには2年間滞在。
世界のお土産が好きすぎて、お土産を自慢するためだけのサイトを作成。
SULIKO世界一周お土産図鑑 http://suliko.moo.jp
海外渡航経験の少ない方にも自信を持っておすすめできるのが、気さくでフレンドリーな人柄が魅力のオーストラリア。多文化・多民族国家であるゆえ、馴染みやすく、何度も訪れたくなる心地よさがあります。期間や渡航スタイルの選択肢が広く、短期留学やワーキングホリデーなど自分に合った形を選ぶことができるのもメリットです。
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