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留学後の就職はどうなる?外資系企業がおすすめな理由

by smaryu

作成日2018.06.01

(更新日2020.11.25)

留学後の就職はどうなる?外資系企業がおすすめな理由

世界でグローバル化が進んでいるなかで、留学やワーキングホリデーの体験は将来の可能性を広げることは間違いありません。そういった状況でも、留学を終えて帰国した後の就職などに、不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

しかし、外資系企業や海外での事業に参入している日本の企業は、グローバル人材を求めています。

これらの企業では、語学力やコミュニケーション能力、国際センスなどを重視する傾向があります。ここでは、留学後の就職先として外資系企業をおすすめする理由とメリット、就活する際のポイントを解説します。

留学後の就職はやっぱり外資系企業!


外資系企業では英語を使う機会が多いため、留学経験で身につけた英語力を活かすことができます。メールやチャット、電話などで英語を使って同僚や上司、取引先とのコミュニケーションをとらなければならないからです。外資系企業のほうでも、外国人とコミュニケーションをとれる人材を求めています。そのため、留学生を快く受け入れてくれやすい環境です。

外資系企業は日本の企業に比べて、高い報酬を提示するケースが多いことも特徴です。平均年収が高く、800万円以上が相場といわれています。雇用する職種には、営業やコンサルティング、プログラマー、エンジニアなど多くの形態があります。そのなかでも、エンジニアに高い年収を提示するケースが多く、新卒のエンジニアに1,000万円という破格の年収を提示した事例もあります。外資系企業に就職することができれば、将来のキャリアの可能性が大きく広がります。

実力が認められれば、社内での昇進や給与のアップだけでなく、転職などによるキャリアアップも可能でしょう。

外資系企業は日本の企業とは異なり、フレンドリーな雰囲気があります。会社では高い地位にある社長などや役員でも、従業員に挨拶をしたり、気軽に話しかけてきたりするのが普通です。そのため、日本のような企業体制に悩む必要がなく、自分の仕事に集中できるというメリットがあります。

また、年功序列の概念がなく、完全実力主義です。ただ会社に籍を置いているだけでは評価されません。がんばって結果を出せば、昇給や昇格の可能性が高くなります。また、性別による昇進の機会にも差がありません。平等に機会が与えられます。実力を正当に評価されたいと考えている人には、向いている企業だと言えるでしょう。

ワークスタイルに制限が少ないことも特徴のひとつです。ほとんどの企業で、服装は基本的に自由で、フレックスタイムを採用しています。自由な雰囲気で仕事に取り組める環境があります。さらに、仕事以外の時間に上司からの誘いで酒やゴルフなどに付き合うといったことは、ほとんどありません。休暇もしっかりとることができます。プライベートの時間を大切にしたい人には、おすすめの職場です。

従業員も国際交流経験がある方が多い


日本に進出している外資系企業の場合、社長やディレクターなどは外国人ですが、ほとんどの従業員は日本人です。なかには、従業員全員が日本人の企業もあります。このような外資系企業で働いている日本人は、留学やワーキングホリデーなどの国際交流経験がある方が大半を占めています。

日本にある外資系企業に勤務している場合、社内でのコミュニケーションは日本語です。しかし、米国などの本社や支社とメールや電話などで連絡をとるときに、英語を使う必要があります。そのため、高い英語力が必要です。この英語力は、TOEICスコアなどだけでは判断できません。TOEICスコアが高得点であっても、外国人とコミュニケーションを取ることができないケースがあるためです。そのため、国際交流経験がある人材の確保が求められています。

日本に進出する外資系企業は、年々増えています。その企業の多くが日本における企業活動の阻害要因として「英語でコミュニケーションを取ることのできる人材確保の難しさ」を挙げています。留学やワーキングホリデーなどの国際交流経験がある人材は、ますます必要とされるでしょう。

知っ得!英語が初級レベルの求人もある


実は、外資系企業では英語が初級レベルの求人もあります。求人の大半は、海外とのメール対応や書類作成などです。英文の読解力や英作文能力が必要になります。日常会話レベルの英語力を必要としない外資系企業の求人では、英語が初級レベルの人でも採用する企業は少なくありません。求人広告でTOEICスコアを指定している場合でも、極端に下回っていなければ採用される可能性があるので応募することをおすすめします。

外資系企業では、英語力は初級レベルでも、専門的なスキルや経験があれば採用するケースが増えています。企業でも、英語力は入社後に伸ばせばいいと考えているためです。

英語が初級レベルでも、求人が増えている業界があります。金融サービスやデータセキュリティー、小売業、メディカル分野などです。金融サービス業界では、法律の改正などに対応するため、法律に関する専門的な知識を持った人材のニーズが高まっています。データセキュリティー業界は、慢性的な人材不足です。セキュリティーエンジニアやデータサイエンスの分野などでは求人が増加傾向にあります。小売業では、セールスマネージャーなどの人材が求められており、英語が初級レベルでも業務をこなすことが可能でしょう。メディカル分野では、外資系製薬会社の進出などの影響で、求人が増えています。外資系製薬会社の取引先は日本の企業や病院などであるため、セールスマネージャーとしてのスキルがあればいいでしょう。

面接ではハッキリと自信をもった態度で挑む


面接を成功させるためには、事前の準備をしっかりしておくことが重要です。事前の準備では、応募先の企業のことを調べて、事業内容や決算の状況などを把握しておきましょう。理解できない点は、面接時に質問をして、どれだけ企業のことを調査しているかアピールすることが大事です。また、企業について理解していることが伝われば、面接官の印象も良くなるでしょう。

面接では、ハッキリと自信を持った態度で挑むことが最も大事です。日本では美徳とされている謙虚さは、外資系企業の面接では不要だと考えましょう。また、企業は人材を育てることよりも即戦力を求めています。これらの点を理解したうえで、面接に臨みましょう。

面接官がチェックしているのは「応募者のスキルと専門知識レベルの実力」「チームワークやコミュニケーション能力などの人格」「ポテンシャル」「英語力」です。これらのチェックに対応するためには、アピールや質問に対する的確な答え、明確な志望動機、アイコンタクトが必要になります。

自分の留学やワーキングホリデーの経験、これまでに身につけたスキルなどをしっかりアピールすることが大切です。面接官の質問に対しては、短く的確に答えるようにしましょう。的外れな答えにならないようにする必要があります。長くダラダラ話したり、回りくどくなったりしないように注意しましょう。

志望動機については、企業の下調べなどをして、明確に答えられるようにしておくことが大事です。入社への意欲を感じてもらえるような答えが必要になります。欧米の人とのコミュニケーションでは、アイコンタクトが非常に重要です。しっかり、面接官の目を見て答えるようにしましょう。面接官の印象によっては、英語力次第で簡単に社長面接に行くことができる場合もあります。

語学力の証明は帰国直前か直後にとっておこう


TOEICなどの語学力の証明は、帰国直前か直後にとっておくべきでしょう。なぜなら、英語力が一番あるタイミングが帰国直前か直後だからです。

このタイミングを逃すと、どんどん英語力が低下していく可能性もあります。TOEICを受験できるのは月1回だけで、早めにテストを受けないと履歴書にスコアを書けない場合もあります。また、就活が本格化する前にとっておきましょう。就活が本格化すると、会社説明会や合同説明会などで忙しくなり、受験に集中できなくなるためです。留学やワーキングホリデーでの経験を就活に活かすためにも、早めに語学力の証明は取得しておきましょう。

外資系企業や日本国内でも英語を社内公用語としている企業では、TOEICだけでなくTOEFLやIELTS、ケンブリッジ英語検定などのスコアも評価します。これらのテストも、できれば受けておいたほうがいいでしょう。日本の企業の場合は、やはりTOEICのスコアを採用や昇進、昇給などの基準にしているところが多くなっています。留学経験者は、TOEICのリスニングパートで高い点数をとる傾向があるといわれています。

重要!帰国後はできるだけ早く就活を始めよう


日本の場合、早い学生は、大学3年の6月頃から就活をスタートします。

夏からは、インターンシップを経験する学生も増加しています。大学では6月~7月に「就職ガイダンス」が開かれ、12月1日からは企業説明会や合同説明会が始まります。OB、OG訪問を始める学生もいます。留学生の場合、大学の就職課からのサポートを受けることができず、インターンシップや企業説明会、合同説明会などに参加できないため準備不足になる可能性があります。ですから、インターネットや日本の家族、友人などから情報収集することが大切です。就職を希望している企業の選考スケジュールなどを確認しておきましょう。

留学中にも就活関連でやっておくべきことはあります。まず、就職を希望する企業にプレエントリーをしましょう。プレエントリーとは、会社に個人情報を登録するという意味で、就活における最初の段階です。プレエントリーをすれば、企業から説明会や座談会などのイベントの案内がきます。自分が就職を希望する企業には、すべてプレエントリーすることが重要です。

次にエントリーをします。エントリーとは、エントリーシート(履歴書)を送り、筆記試験やwebテストを受験することで、面接の申し込みにもなります。企業は、エントリーシートで書類選考をします。そのため、エントリーシートの出来具合が、面接まで進めるかどうかを左右します。エントリーシートは、個人情報だけでなく、経験や志望動機を記述しなければなりませんが、丁寧に作成することが大事です。エントリーの締め切り時期にも注意しましょう。人気のある企業が、留学生の帰国前の3月に1次締め切りを設定しているケースもあります。1次締め切りまでにエントリーすると、特別なイベントへの招待があり、選考も有利になります。そのため、できるだけ1次締め切りまでにエントリーしましょう。4月~5月が多くの企業の本格的なエントリーの時期です。この時期を逃すと面接を受けることができなくなるため注意が必要です。ここでも希望の企業には、すべてエントリーしましょう。

提出したエントリーシートが企業に高い評価を受け、webテストでもある程度の成績であれば面接を受けることはできます。エントリーしても必ず面接を受けられるわけではなく、書類選考で落ちるケースもあります。そのため、少なくとも30社以上にエントリーしておくことをおすすめします。

6月には、各企業の本格的な面接が始まります。その後、内定が出されることになります。面接に間に合わなかったときや内定をとれなかった場合は、6月~8月に実施される留学生を対象とした特別専攻を受けることが可能です。外資系企業の選考スケジュールは、日本の企業とは異なります。外資系企業では、6月にエントリーシートの提出を締め切り、8月~9月にサマーインターンを実施します。本選考は、10月~11月です。

外資系企業に就職を希望している方は、この時期を逃さずにエントリーしましょう。

企業は選考の際に、ブランクを嫌がる傾向があります。そのため、就活のタイミングを誤ると苦労することになりかねません。留学生にとっては、早めの行動が就職成功のカギになります。できれば、留学する前に就職のことを考えた目標を設定しておいたほうが、就活を有利に進めることができます。留学中も、就職を希望する企業の情報収集は怠らないようにしましょう。

将来の就職も踏まえた留学をしよう


留学やワーキングホリデーを経験することによって、語学力やコミュニケーション能力の向上や国際感覚などを身につけることができます。将来の可能性を広げることも可能です。外資系企業や海外と取引のある日本の企業では、英語でコミュニケーションをとれる人材の確保を求めています。

しかし、留学生などの帰国時期と企業の採用時期が重なっているため、就活と求人のタイミングがずれている傾向がみられます。このような状況にあるため、留学を希望する方は、海外でのスキルアップを図ると同時に将来の就職のことも考慮に入れた計画が必要です。

留学やワーキングホリデーの体験を活かすためには、できるだけ早く就活をスタートしましょう。

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