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ワーキングホリデーでカナダを検討しているのなら、留学費用や仕事の種類などが気になるのではないでしょうか。仕事内容や収入が充実度に直結するため、滞在国の事情について知ることは大切です。
また、ビザ申請や住居、仕事探しなどもあるため、トラブルなく準備することも重要ですよね。この記事では、カナダのワーキングホリデー事情について解説し、カナダを選ぶメリットや、手続きおよび留学生活を成功させる方法を紹介します。
ワーキングホリデーで滞在する国の選択肢はたくさんありますよね。そのなかで、なぜカナダを選ぶ人がたくさんいるのでしょうか。
たしかに、英語を学びたい人はたくさんいるでしょう。そのため、英語を日常的に使用する国が候補の上位に上がるのに不思議はありません。
しかし、いくつかある英語圏のなかでもカナダは高い人気を誇ります。日本ではアメリカやイギリスほど名前を聞かないカナダが、なぜ人気のワーキングホリデー先となっているのでしょうか。
そこで、ここではカナダでワーキングホリデーをするメリットについて解説していきます。語学力がきちんとアップするのか、快適な生活環境は整っているか、多文化共生がなされているかといった視点からカナダの魅力を解説していきます。
カナダでのワーキングホリデーは、働くだけではなく語学の勉強にも向いています。カナダはアメリカに接しているという地理的な事情から、あまりなまりが強くない英語を話し、日本人の耳にとって聞きやすいといわれています。
また、トロントやバンクーバーといった大都市には世界中から人が集まるため、語学学校が非常に多いのもカナダの特徴といえるでしょう。
実際、カナダでワーキングホリデーを行うほとんどの人が、渡航目的のひとつに英語の勉強を挙げています。
さらに、カナダの特に大都市は多国籍・多文化というのも特徴です。バックグラウンドも価値観も異なる人たちが、意思疎通のためにわかりやすい言葉の表現をしているとされているのも、「わかりやすい英語」の理由です。
加えて、カナダでワーキングホリデーを行う際、多くの場合は接客や販売といったサービス業に就くため、自然に英語を身につけやすい条件になっています。
カナダは人口3000万人以上を抱える国で、経済的に先進国です。住居や交通網、通信など、快適な生活を送るための環境は基本的に整備されています。気候は緯度が高いことから、日本と比べて寒冷といえます。
ただし、冬季の月間平均気温が氷点下になる都市はあるものの、太平洋沿いのエリアでは暖流の影響で比較的に温暖な気候です。ロッキー山脈付近にかけては夏に気温が上がるため、過ごしやすい気候といえます。
買い物においてはキャッシュレス決済が普及しており、現金だけでなくクレジットカードやデビットカードでの決済も一般的に行われています。これらの決済手段も使えようにしておくと、何かと便利に感じられますね。
また、移民国家でもあるカナダには、日本食や中華料理、フランス料理などさまざまな料理がそろっており、食生活には困らないでしょう。
さらに、ワーキングホリデーの場合は、アパートやホームステイ、寮といった選択肢があります。語学学校にも通う場合は、学校やエージェントが紹介するため不自由しません。
カナダに留学するメリットに、ひとつの国に滞在しながらも多様な人種・文化に触れられる機会がある点が挙げられるでしょう。
カナダは多文化・多国籍の国であり、イギリス系とフランス系を中心に、ドイツ、イタリアなどのヨーロッパ系、中国や日本などのアジア系移民も多くいます。
こういった傾向は、仕事や勉強のために世界中から人が集まるトロントやバンクーバー、モントリオールなどの大都市ほど強まるのが一般的です。
しかし、カナダではさまざまな文化や価値観を持った人と接することができるので、たくさんの刺激を受けられますね。加えて、アメリカやメキシコとも陸続きなので、カナダ以外の場所にも足を伸ばしやすいのもメリットでしょう。さらに、カナダの公用語には英語に加えてフランス語もあります。特に東部のケベック州では、フランス語やフランス文化にも触れられる機会を得られます。
カナダは仕事探しの幅が広く、高収入につながるものもあるので、ワーキングホリデー中にお金を貯めることが可能です。
カナダでは仕事の募集が多いのが特徴で、英語力がネイティブではなく短期でしか働けないワーキングホリデーの仕事でも、雇用のチャンスが高いです。日本人がワーキングホリデーで得やすい仕事には、ウェイター・ウェイトレスやホテル関係、小売店といった接客業があります。
求人は都心部や観光・リゾート地を中心として見つかりやすい傾向があるので、留学先としてはそういったエリアを選ぶと良いでしょう。
接客やサービスの仕事は、会計に対して10〜20%程度のチップがもらえることも多く、そちらも収入になる点が魅力です。接客のなかでも英語力や接客力が求められる仕事では、とりわけ時給が高いケースもあるため、しっかり稼ぎたい人は挑戦してみてはいかがでしょうか。
カナダは世界第2位の国土を持ち、オーロラやナイアガラの滝、ロッキー山脈といった大自然のほか、トロントやバンクーバーといった大都会も味わえる魅力的な国です。
北米圏に属するためアメリカ文化が数多く取り入れられていますが、大西洋を挟んだ欧風の文化の影響もあり、どちらも共存しているユニークなエリアでもあります。
また、カナダはアメリカに隣接していて、メジャーリーグやスターバックスで有名な都市のシアトルや、文化や経済の世界的中心地であるニューヨークへの観光もしやすいです。
また、さまざまな文化に触れたい人には、特におすすめのエリアですね。加えて、冬は月間平均気温が氷点下になるような寒冷地もあり、滞在先によっては防寒対策が必要な一方で、ウィンタースポーツを楽しめる魅力もあります。
では、カナダのどこに滞在すべきなのでしょうか。4つの都市をピックアップして解説します。
カナダは、10州と3準州という独特の構成を取っています。ワーキングホリデーで特に人気の都市は、トロントとバンクーバーでしょう。
トロントはおよそ250〜300万人を抱えるカナダ最大の都市で、金融、経済、芸術、スポーツなどさまざまな分野が発展しています。五大湖のひとつであるオンタリオ湖の西岸にあり、湖をはさんでアメリカに隣接しています。
トロントには仕事が多いだけでなく、住みやすさがあるのも特徴です。また、日本から直行便が出ており、渡航しやすいのも魅力ですね。
さらに、この街には語学学校が100校以上あるとされており、ワーキングホリデーにふさわしいエリアといえます。働く場所が見つけやすいだけではなく、言語を学ぶ環境も整っているので、滞在中は密度の高い生活が送れるでしょう。気候は比較的温暖で、冬は降雪が少ないので年間を通して暮らしやすいといえます。
バンクーバーはカナダの南西部に位置し、都市と自然が調和している街です。カナダのほかの都市と比べると年間を通して暖かく、四季を感じることができます。
また、すぐ南にアメリカとの国境線があるので、アメリカに行きやすいのも特徴です。イギリスのエコノミスト誌によれば「世界で最も住みやすい都市」ランキングで上位の常連であり、生活のしやすさを客観的にうかがわせます。
バンクーバーは、もともと多文化・多国籍の人々が集う環境のため、外国人の受け入れ態勢が整っているのも人気の理由でしょう。この街はカナダ第3の規模を誇る大都市であり、2010年には冬季オリンピックが開かれました。
ウィンタースポーツも盛んなので、冬のアクティビティも存分に楽しめるでしょう。
ビクトリアは花の街として知られる美しい都市で、地図上ではバンクーバーに近く、カナダの南西部に位置します。
アメリカにも近く、シアトルへはフェリーなどを使って行くことが可能です。
ビクトリアはイギリス文化の影響が色濃く残っているため、カナダ内で異国情緒を楽しむことができます。また、世界中から集められた花が見られるブッチャーガーデンは観光地としても高い人気を誇っています。ブッチャーガーデンではイルミネーションや音楽などのイベントもあるため、ワーキングホリデーの合間に休息として訪れるのに最適ですね。
ビクトリアの気温は夏場でも平均して20度は超えないものの、冬場は平均して0度を下回らないのが特徴です。夏は涼しく冬は比較的暖かいので、過ごしやすいといえるでしょう。
モントリオールは、フランス語(ケベック・フランス語)を公用語とするケベック州最大の都市で、同州の南側に位置しています。
「北米のパリ」の異名を持つこの街は人口が300万人を超え、カナダで2番目に大きな都市となっています。この街で使われているのはほとんどがフランス語なので、英語の語学学校へ行くと現地のカナダ人と一緒に机を並べることが珍しくありません。カナダ首都のオタワとアメリカのバーモント州が近くにあるため、滞在中にさまざまなエリアを旅行したい人にとってこちらの都市は適しているでしょう。
モントリオールの特徴は、夏場の平均最高気温が26度くらいまで上がるのに対し、冬場の平均最低気温がマイナス13度くらいまで下がることです。1年間の寒暖差が激しいことに留意しましょう。
ワーキングホリデーには、語学学校の授業料や渡航費、当面の生活費といった費用を用意する必要があります。ワーキングホリデーではお金を稼げるのだから、それほど金額を準備する必要はないと思うかもしれません。
しかし、ワーキングホリデービザは仕事先を決めてから渡航することができないため、留学後すぐにお金を稼げるわけではないのです。また、物価などから渡航先ごとに用意すべき金額が異なるので注意しましょう。カナダへワーキングホリデーに行くのなら、きちんとカナダの物価や語学学校事情などを理解しておくことが重要です。
そこで、ここではカナダに1年間ワーキングホリデーで滞在した場合を想定し、必要となる費用相場を3つのカテゴリーに分けて解説していきます。
カナダのワーキングホリデーでは、多くの人がはじめの1〜3ヶ月をホームステイ先で過ごし、英語や文化に慣れてきたところでアパートやシェアハウスに移り住むケースが多いです。
ホームステイは通常2〜3食を含む価格で、1ヶ月800ドル前後が一般的です。エージェントや仲介サイトを利用した場合は、手数料が200ドルほどかかることがあります。
また、アパートや貸し物件では、1ヶ月500〜600ドル程度が相場ですが、エリアなど安いところを選べば、400ドル台で借りられるケースが珍しくありません。
さらに、シェアハウスやシェアアパートを利用すると、家賃だけではなく水道光熱費なども折半可能なため、生活費全般を低く抑えられますね。基本的な物価は地域によって異なるものの、だいたい日本と同じなので、極端に割高だと感じることは少ないでしょう。
ただし、外食は高くなりがちで、10〜20%のチップも必要となります。
ワーキングホリデーでは、仕事をするために最低限の英語力が求められます。
また、より高時給の仕事に着くには、さらに英語力を磨く必要があるでしょう。十分な英語レベルに達していなかったり、より英語力をステップアップしたかったりする人は、最初の1〜3ヶ月で語学学校に通うケースが一般的です。
語学学校の費用は、入学金も含めると1ヶ月で1500ドル程度となり、3ヶ月通えば合計で4000ドル以上が普通です。ホームステイと語学学校がパッケージされていれば、4週間でおよそ2000ドル以上、12週間で5000ドルくらいという割安なプランもあります。
さらに、留学エージェントを通すともっとお得で便利なことも多いです。
たとえば、語学学校のプラン紹介だけではなく、ビザ申請支援や渡航前からの英語学習、現地でのサポートなどのサービスが充実しているケースもあります。
ワーキングホリデーでは、生活費など以外にもさまざまな費用がかかってきます。
具体的には、日本とカナダを往復する航空券が必要で、こちらは1500~2000ドル程度です。
ただし、早期割引やパッケージのプランなどで大幅に変わることがあるので、お得なものを探す手間を惜しまないことが大切です。また、ビザの申請にも手数料がかかり、300ドル程度が必要となります。
医療保険もまた、カナダ滞在には必要不可欠なものです。海外旅行保険は日本を出発する前に加入するのが一般的で、年間2000ドル程度が相場となります。渡航費や保険は、はじめから「往復」「1年契約」といったものであれば割安になります。
そのため、あらかじめ予定がはっきりしていなければ、その都度検討したほうがお得になることもあると覚えておきましょう。
どこの国であっても、長期滞在をする場合にはビザが必要となります。カナダでワーキングホリデーをする場合にも、事前に目的にあうビザの申請手続きを行う必要があります。
ワーキングホリデービザは一種特別なものであり、学生ビザとも労働ビザとも特徴が大きく異なるものです。
カナダへはワーキングホリデーに行きたいと思っても人数制限があるため、希望しても必ず叶えられるわけではありません。また、ビザ申請のために用意しなければならないものや申請に関する注意点もあるので、しっかりと理解しておきましょう。
ここでは、カナダのワーキングホリデー制度を解説し、申請手続きの方法や手順、ワーキングホリデービザに関する注意点もあわせて説明していきます。
そもそも、ワーキングホリデーとは2つの国・地域間でお互いの国民が相手国に滞在し、休暇や仕事ができるように取り決められた制度です。
カナダと日本のワーキングホリデー制度が開始されたのは1986年であり、長い歴史がありますね。ワーキングホリデービザがあれば、カナダで勉強や仕事だけではなく、観光などもできるので魅力的です。
ただし、カナダのワーキングホリデー制度には定員があり、枠は1年間6500人です(2019年時点)。抽選で招待状(Invitation Letter)を受け取ってから申請ステップに進む必要があります。
ビザ申請には、最低2500カナダドル相当の資金や、渡航費を用意しなければならないので覚えておきましょう。
また、ワーキングホリデービザは入国日から12ヵ月間滞在でき、有効期限内であれば出入国は自由なのが特徴です。このビザでは最長6ヶ月間の就学が可能であり、語学をしっかり学びたい人にもうれしいですね。
カナダでワーキングホリデーをする場合は、「ワーキングホリデー就労許可証(Working Holiday Work Permit)」を取得すると、最長1年間にわたりカナダでの仕事や通学が認められます。
カナダに対するワーキングホリデービザの申請では、ワーキングホリデーの申請枠に自分をノミネートし(IEC申請)、選ばれたら招待の連絡が来ます。
そこから正式な就労許可の手続きを行うという、2段階式になっているのが特徴です。
招待の連絡があった場合、20日以内に質問への回答と書類の提出、申請料の支払いといった手続きをすべて済ませる必要があります。
また、2019年から「バイオメトリクス(Biometrics)」が項目に追加され、カナダのビザ申請センター(VAC)にて指紋の提供と写真撮影をすることが義務となりました。申請にあたっては、インターネットで書類のアップロードなどをしながら手続きができるため、郵送の手間はかかりません。
カナダでワーキングホリデービザを申請する場合は、パスポートの期限を確認しましょう。
仮にパスポート期限が1年未満の場合、ビザの期限が通常1年間のところが、パスポートの期限にあわせて短縮されてしまうので注意が必要です。期限が短ければ、すぐにでもパスポートを更新しましょう。
また、観光ビザや学生ビザでカナダ滞在中の人が、オンラインでワーキングホリデービザを申請し、ビザを切り替えた事例があります。この方法であれば、6ヶ月間まで語学学校などに通い、それから1年間ワーキングホリデーが可能です。そのため、最大1年半滞在できる可能性がありますね。
ただし、ビザの切り替えができるかどうかは、カナダ大使館・領事館の許可しだいなので注意が必要です。100%この方法が通用するとは限らず、実際に複数ビザで入国してトラブルにつながったケースもあります。
さらに、ビザの申請はフォーマルな難しい英語を使う場面があったり、仕組みが複雑だったりするので、エージェントを利用してサポートを受けるとスムーズでしょう。
ワーキングホリデーを楽しむためには、事前にある程度しっかりとプランを立てておくことが大切です。
そのためには、ワーキングホリデーを体験した人の話を聞いたり、スケジュールを参考にしたりするのが近道ですよね。すでに述べたように、カナダにはたくさんの魅力的な都市があり、仕事も豊富です。
ワーキングホリデーでは、必ずひとつの都市に留まらなければいけないという決まりはありません。上手にスケジュールを組めば、紹介した都市を複数体験することも夢ではないのです。
充実した滞在にするためにも、実際にカナダでワーキングホリデーを体験した人の過ごし方の具体例を見ていきましょう。
ここでは、どのような過ごし方やプランがあるか、2つの事例で紹介していきます。
1年間バンクーバーに滞在するスケジュールでは、はじめの3ヶ月間は語学学校でしっかりと英語を学び、次の3ヶ月間に専門学校に通っています。
カナダのワーキングホリデービザは6ヶ月間の修学が許可されているため、キャリアアップをしたい人にはぴったりですね。
こちらのスケジュールでは、最後の6ヶ月間は市内のホテルで働いており、接客業を体験しています。ホテルでの接客業は、フォーマルな英語が鍛えられるチャンスなので、働きながら学べるともいえるでしょう。
また、こちらのスケジュールで特筆すべきは、語学学校に通った最初の3ヶ月間はホームステイをしており、学校から帰っても現地の人と英語で会話できた点です。4ヶ月目以降はずっとシェアハウスで暮らしており、英語を学ぶには大変適した環境だったといえます。
語学学校で英語を学んでから求人を探して就職したケースでは、自分の力を発揮する場所を自力で見つけた好例です。
カナダは他国の文化に寛容なことで知られており、多国籍の人たちを受け入れていることから、語学学校が国内に多くあります。現地の言葉ができれば、より文化や人々の生活に対する理解が深まるほか、自分が憧れるやりたい仕事に就ける可能性が高まりますよね。
また、仕事内容によっては、仕事から学べることも多くあるでしょう。ワーキングホリデーで学んだ貴重な体験は、日本へ帰ってからも活用できます。
せっかく海外に滞在するので、今までやりたかったことをぜひ実現しましょう。そのためにはまず、現地の学校に通うなどで語学を鍛えることが重要です。
カナダにワーキングホリデーで留学する際には、どのような仕事内容が想定されるのでしょうか。
仕事の種類は豊富にありますが、語学レベルに応じて対応できる仕事が変わるので注意が必要です。
ワーキングホリデーでも同様の仕事が探しやすいでしょう。また、サービス業のなかでも、特に多いのが接客や販売の仕事です。ショッピングモール内のチェーン店などで働くのも一般的です。
このようなサービス業では基本的にマニュアルがあり、短期間で仕事を覚えやすいため、ワーキングホリデーでも採用のチャンスがあります。
カナダはアメリカに比べると時給がそれほど高くないものの、サービス業ではチップをもらえる点がメリットでしょう。ほかにも季節限定のものとしてスキー場関係の仕事もありますが、こちらは10月のオープンに間にあうように、夏頃からスタッフの募集がはじまります。
そのため、早めの行動がポイントになります。
ネイティブと流ちょうに会話ができるほど英語が上級レベルの場合は、ネイティブと同じような環境で働けるでしょう。
そのため、職場次第では日本人が自分ひとりというケースも想定されます。ひとりというと心もとない感じもしますが、語学力に磨きをかけるにはむしろベストな環境といえますよね。具体的には、オフィスワークやツアーガイド、現地のレストランやショップの店員、ベビーシッターなどが挙げられます。
ベビーシッターなど個人に雇われるケースでは、給料は交渉次第となるため、現地における基本時給の相場よりも高くなる可能性があるでしょう。いずれにせよ、ネイティブに混ざって働くことができれば、ワーキングホリデーをより充実したものにできますね。
ネイティブの会話が聞き取れたり、流ちょうではなくても自分がいいたいことを正しく英語で伝えられたりする中級レベルの英語であれば、こちらもネイティブのいる環境での仕事にチャレンジできるでしょう。
ただし、接客はまだ難しいと考えられるため、地元のカフェやレストランのキッチンといった、なかでの仕事が想定されます。リスニングはできても会話が難しいというレベルでは、ネイティブ環境で仕事をするのはやや厳しいでしょう。
そのような場合は日本人以外のスタッフが多い日本食レストランや、そういったところのホールなどが妥当です。
完全にネイティブの環境で仕事をしたいのなら、留学中にもう少し語学力を磨いて、ネイティブしかいない環境でも問題なく働けるように努力することが望ましいですね。
英語がまだ初級レベルのケースは、ネイティブ環境での仕事に就くのは基本的に難しいと考えられるでしょう。
英語に自信がない人は無理をせず、日本人が中心に働いている職場などを候補として想定するのが望ましいです。
英語にまだ馴染んでいないと、せっかくワーキングホリデーでカナダに行ったのに、日本語を主に使って仕事を続けることになります。
この場合は働きながら語学力を磨くという目的が達成されないため、留学中にもっと上のレベルを目指しましょう。語学力がつけば、仕事の選択肢も広がります。英語力がまだついていない中級・初級レベルの人は、ワーキングホリデーの前半に語学学校へ行き、力をつけた後で職探しをすると良いでしょう。
ワーキングホリデーを成功させ、充実した滞在経験を得るためには、出発準備やプラン選びなどが大変重要です。
あまり準備などをせず現地に行けば何とかなると考えている人もいるかもしれませんが、海外での生活はなかなか思うようにいかないものです。ストレスをためないためにも、事前に準備はしっかり行いましょう。しかし、何からはじめれば良いのかわからないという人もいるのではないでしょうか。
そこで役立つのが、留学エージェントの利用です。信頼できるエージェントを見つけられれば、よりお得で充実した滞在になるでしょう。ここでは、ワーキングホリデーの成功に欠かせない出発準備とプラン、エージェントの3つについて解説していきます。
ワーキングホリデーを行うためには、役所の手続きや、クレジットカードおよび保険といった、出発前の準備が欠かせません。大切なのは、あらゆる準備を早めに済ませておくことです。
ワーキングホリデーは必然的に短期の滞在になるので、住民票の登録は国内のままでも問題ありません。
しかし、「海外転出届」を行うと国民年金の支払い義務はなくなり、もともと国民健康保険だった場合には保険料の支払いも不要になります。また、クレジットカードは必ずといって良いほど必要となるので、出発前に作っておきましょう。
せっかくワーキングホリデーで海外に滞在するのですから、自分にあうプランを選ぶことが大切ですよね。
ワーキングホリデーでは、予算や目的、自分の性格などによって、どのようなプランが良いのかがまったく異なります。
あまり予算がない人で、語学力を高めて仕事で活躍し、収入を増やして現地での生活を少し豊かにしたいなら、語学学校で本格的な英語力を身につける方法を検討しておきましょう。
カナダでワーキングホリデーを成功させる方法に、留学エージェントの利用があります。エージェントを使うエージェントによっては、手数料のなかに語学学校の授業料が含まれている場合があります。
また、ビザの申請は説明文も記入も英語で行う必要があり、すべて正しく行わなければなりません。誤りに気づかないまま手続きし、却下されるトラブルが多いので注意が必要です。
エージェントに依頼すれば、複雑なビザ申請手続きでもサポートを受けられるので、正しい方法で申請できるでしょう。
さらに、現地に行くまでに最低限の英語を身につけておきたい人に向けて、渡航前学習を提供しているところもあります。
たとえば、「スマ留」は学習アプリを用意しているので、好きな時間に自分のペースで英語を学習できますね。
そのほかにも、「スマ留」は語学学校や宿泊場所を手配したり、365日いつでもサポートしたりするサービスもプランに含まれています。「スマ留」を使えば、安心してワーキングホリデーをはじめられるでしょう。
カナダには魅力的な都市が多く、働く場所あるいは学ぶ場所として最適です。カナダでは英語力が仕事選びに直結するので、しっかりと勉強しましょう。
また、ワーキングホリデーでは英語学習、生活、仕事のバランスを取ることも大切です。留学エージェントの利用はメリットが多く、「スマ留」は語学学校と住居の手配や渡航前学習、滞在中のサポートが充実しています。安心かつ楽しい滞在にしたいなら、ぜひ相談してみましょう。
世界2番目の国土を誇る広大な大地と雄大な自然が特徴のカナダは、都市ごとに雰囲気や気候が異なり、冬にウィンタースポーツが楽しめる都市があるなど四季折々の魅力が溢れています。 地理的・文化的にはアメリカに似ている部分も多いが、「旧英連邦国家」でフランス語も公用語としており、欧米2つの雰囲気を味わえることも魅力の一つ。 多民族国家で移民が多く協調性を大切にする温かい国民性から、異文化の様々なバックグラウンドを持つ人々が仲良く暮らす国としても有名。 留学生が受け入れられやすい環境や雰囲気があり、強いなまりもないニュートラルな英語を話すため、英語初心者も安心して留学することができます。