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自然と文明の共存する北米の国、カナダ。実は語学学校が多数存在する、質のいい留学先として人気なんです。そんなカナダに語学留学をしたい、しかし、語学学校を選ぼうにもたくさんあってどれが自分にあった学校なのかわからない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
たしかに、カナダに限らず自分にあった留学先を選ぶ、というのはむずかしいですよね。この記事では、そんな方のためにカナダの語学学校の特徴や、留学プランごとにおすすめの語学学校をご紹介していきます。
もともとカナダは移民の国で、そこに住む人々も困っている人に対して協力的であり、あまり英語を喋れない外国人に対しても寛容な国民性であるといわれています。カナダの語学学校はそんなカナダ人の寛容な国民性がよく出ており、英語初心者の外国人に対してもわかるまで真摯に向きあってくれる教師が多いそう。語学学校の数が多いため学校ごとに留学スタイルや目的ごとのカリキュラムも充実しているのも特徴です。
カナダの英語はなまりがなく、聞き取りやすいことで有名です。アメリカ英語とイギリス英語の混在する英語表現が用いられており、単語の綴りなどはイギリスとほぼ同じですが、カナダ特有のスラングも存在します。また、カナダは英語とフランス語の二か国語を公用語とする国のため、カナダの語学学校の中には英語はもちろん並行してフランス語を学ぶこともできる学校もあります。
日本人の留学生が多いとついつい日本語で会話してしまって英語力を磨けるか不安、という方もいらっしゃるかとおもいます。しかし、カナダ国内の語学学校では校内で英語以外を喋ってはいけない、という規則(English Only Policy)を設けている学校がほとんどで、規則を破ると厳罰に処されてしまう場合もあります。
母国語を話すことができない、ということだけではなく、携帯の言語設定を英語にするよう求められる場合もあるそうです。英語力にあまり自信がないという方も、クラスメイトや先生などと積極的にコミュニケーションをとることで自然と英語が身についていくはずです。
それでは、実際にカナダの語学学校を選ぶとなったときにはどのようなポイントに留意して選べばいいのでしょうか。ここでは、留学の目的や費用別にカナダの語学学校選びのポイントをご紹介していきます。
英語に限らず、勉強するのに自分にあった環境を選ぶのはとても重要です。たくさんの人が在籍する大きな学校では毎日疲れてしまう、という方もいらっしゃれば、小さな学校では物足りない!という方もいらっしゃいます。
さらに、ビジネス英語や資格取得を専門としている学校か、アットホームな雰囲気で英会話を学べる学校か。都会か郊外か。生徒の平均年齢はいくつか。など、自分にあった環境を選択して、ストレスのない留学生活を手に入れましょう。
語学学校とひとくちにいってもさまざまな学校があります。ビジネス英語を学びたい、という方や資格の勉強をしたい、という方はそのようなカリキュラムがある学校に。実践的な英語を学びたいという方でも、筆記ができるようになりたいのか会話できるようになりたいのか、というところでもわかれます。
さらに先ほどご紹介したように、カナダではフランス語を学ぶこともできるので、英語を学ぶのかフランス語を学ぶのか、あるいは両方か、という選び方もできます。ご自分がこれを勉強してどのようにしたいのか、という方向性を決めて選んでみてください。
留学するにあたって非常に重要な問題なのが費用の問題です。留学期間中は滞在費や食費、交通費などもかかるので、語学学校を選ぶ際には学費も重要な要素になってきます。カナダの語学学校の学費は平均で月に8~15万円程度であるといわれており、留学する際は滞在期間とどこに滞在するのかなどを加味して費用を計算する必要があります。
さて、語学学校選びのポイントを解説してきましたが、具体的にはどのような語学学校があるのでしょうか。ここでは先ほど解説したポイントをふまえて、おすすめのカナダの語学学校を3つご紹介していきます。
ILAC(International Language Academy of Canada Vancouver)はバンクーバーとトロントにある、カナダ有数の大規模な語学学校です。設備が充実しており、日本人スタッフも多く在籍しているため安心して英語を学ぶことができます。
学費はコースによってことなり、1週間では約3万円~5万円になります。一般的な英会話にくわえ、ビジネス英語や資格対策のコースもあり、多種多様な目的に対応した豊富なカリキュラムが特徴です。さまざまな国籍の留学生が集まるので、違う国の人と積極的にコミュニケーションをとりたい。または進学や資格取得、ビジネスのためにしっかり勉強をしたい、という方におすすめです。
OHC(SOL Schools International)は、2012年に設立された語学学校です。小規模な学校ですが世界中に分校が存在し、実践的な英語を学べることで人気です。学校行事のアクティビティも豊富で、1クラス少人数制なのでアットホームな雰囲気で楽しく勉強することができます。
学費はコースによってことなり、1週間では約2万8千円~4万円になります。プロモーションキャンペーンの期間中に入学申し込みをすると学費の割引がされる場合もあるそうですので、是非調べてみてください。
OHCではおもに実践的な英会話やライティング、ビジネス英語や大学進学のためのライティングスキルを養うコースなど、多種多様なカリキュラムが存在します。実践的な英語を話せる、書けるようになりたいけど大きな学校だと先生に聞きにいきづらい、アットホームな環境で楽しく勉強したいという方におすすめの語学学校です。
EC(English Language Centres)は、カナダ以外の4か国にも分校をもつ大規模な語学学校です。一般英語やビジネス英語コースはもちろんTOEICなどの検定のスコアを高めるコースもあり、厳選された教師が生徒を指導します。モントリオール校ではフランス語のコースもあり、英語のみならずフランス語も学ぶことができます。
学費はコースによってことなり、1週間約2万8千円~3万3千円程度になります。トロント校では30歳以上の留学生を対象にした30+プログラムというコースがあり、若い留学生と一緒に学ぶことに抵抗のある方でも学校になじみやすいようになっています。英語にくわえフランス語も学んでみたいという方や、社会人の留学希望者におすすめの学校です。
自分にあったカナダの語学学校をみつけることができても、帰国後にあの留学は失敗だったな、と後悔するようなことにはなりたくありませんよね。ここでは、留学を失敗させないためにはどんなことに気をつけて過ごせばいいのか、ということについて解説します。
先ほどもご紹介したとおり、カナダの語学学校ではほとんどのところでイングリッシュ・オンリー・ポリシーが適用されています。いくら英語を学びにいくといっても、基礎的な英語すら危ういというレベルでは授業を理解することもできませんし、現地生活にも支障がでてしまいます。
そんなことにならないためにも、日本である程度基礎的な英語を学んでおくことをおすすめします。ご自分の中学時代の教材などが残っていればそれで勉強したり、教材を捨てたり、あげてしまったという場合でもウェブサイトや学習アプリなどで勉強することができます。
「中学時代などに、授業で流暢に英語を喋ろうとしたら周りから笑われて英語を喋るのが恥ずかしくなってしまった……」いう方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、海外で英語を喋ることを恥ずかしがっていてはなにも学べません。
カナダの人々は、つたない英語しか喋れない人にも真剣にコミュニケーションをとろうとしてくれる国民性であるといわれています。留学したら教師やクラスメイト、現地の人などと積極的にコミュニケーションをとって、英語のスキルを学んでいくことが留学を成功させるポイントのひとつです。
いざ留学してみると学校になじめなかったり、人間関係をつくれなかったりして学校にいかなくなってしまった、という方も一定数いらっしゃいます。前章の繰り返しになってしまいますが、そのような事態を防ぐためにもご自身の性格にあったカリキュラムや学校選びをすることが重要になります。
漠然とこの国に留学したい!とおもわれている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、留学先の国を調べておくことは留学するにあたってとても大事なことなのです。テレビなどで紹介されている部分というのはその国の紹介したい部分、つまり表層に過ぎず、下調べせずに実際に滞在するとなると予想外のことが起きる場合もあります。
渡航する際は現地の気候であったり、治安、衛生環境やその国のルールなどを事前に調べておきましょう。
カナダは、癖がなく質のいい英語を学べる留学先として人気の高い国です。治安もよく、カナダの人々は外国人に寛容で、英語力に自信がなくても真剣にコミュニケーションをとろうとしてくれる国民性であるといわれています。
留学するにあたって、語学学校を選ぶ際はどのような環境で勉強したいか、どのような英語を勉強したいか、費用はどのくらいか、ということに留意して選びましょう。また、カナダの語学学校では、公用語のひとつであるフランス語も学ぶことができる学校もあります。
留学を失敗させないためには、日本での事前学習と現地での積極的なコミュニケーション、授業にきっちり出席すること、留学先について下調べすることが大切です。いかがでしたでしょうか、カナダへの留学をお考えの方は是非参考にしてみてください。
世界2番目の国土を誇る広大な大地と雄大な自然が特徴のカナダは、都市ごとに雰囲気や気候が異なり、冬にウィンタースポーツが楽しめる都市があるなど四季折々の魅力が溢れています。 地理的・文化的にはアメリカに似ている部分も多いが、「旧英連邦国家」でフランス語も公用語としており、欧米2つの雰囲気を味わえることも魅力の一つ。 多民族国家で移民が多く協調性を大切にする温かい国民性から、異文化の様々なバックグラウンドを持つ人々が仲良く暮らす国としても有名。 留学生が受け入れられやすい環境や雰囲気があり、強いなまりもないニュートラルな英語を話すため、英語初心者も安心して留学することができます。