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旅行先として人気のあるオーストラリアのメルボルン。日本からの直行便があり、美しい街並やおしゃれなカフェなどがあって例年多くの日本人が訪れています。
そんなメルボルンは、実は留学先としても人気の都市のひとつです。
今回の記事では、メルボルンの基本情報や留学先としての魅力、かかる費用などについて詳しく解説していきます。
「オーストラリアに留学しよう!」と決めたものの、どこの都市を選べばいいのかと迷っている人はいませんか。広い国土を持つオーストラリアは魅力的な都市があちこちにあるので、なかなか決められないのも無理はありません。
自分に合った選択をするためにも、まずはそれぞれの街の雰囲気や特徴、教育環境などを確認することが重要です。オーストラリアの中で特に人気の都市のひとつにメルボルンがあります。
今回の記事では、メルボルンの気候や治安といった基本的な情報から留学にあたってぜひ知っておきたいことなど、さまざまな情報を紹介していきます。
シドニーに次ぐオーストラリア第2の都市、メルボルン。南部にあるビクトリア州に属し、比較的温暖で過ごしやすい街です。ちなみに年間の平均最高気温は19.8℃です。
オーストラリアは場所によって気候が大きく異なり、それぞれに特徴があります。
メルボルンの気候はというと、その特徴は“four seasons a day”という言葉でよく表されます。これは「1日の中に四季がある」という意味で、朝と夜の寒暖差があったり、急に気温が上がったりなど目まぐるしく天気が変わる様子を表しています。
時差は日本時間+1時間、夏の時期(サマータイム)は+2時間です。
オーストラリアはさまざまな国籍や民族の人で成り立つ“移民の国”です。そのため、さまざまな文化に対して寛容で、フレンドリーな人がたくさんいます。メルボルンの人も例外ではなく、誰にでも気さくに話しかけられるコミュニケーション能力の高い人が多いです。
一方で、時間に対して日本人ほどの几帳面さはありませんので、待ち合わせをしたときには驚いてしまうこともあるでしょう。
治安については、2018年の世界平和度指数では13位にランクインしています。日本は9位ですから、治安の良さについては日本と同程度と考えられます。
ただし、犯罪がないわけではありません。ですから、戸締りをする、夜は1人で出歩かないなどの基本的な防犯対策はするようにしましょう。
治安が良く、気候が比較的穏やかなメルボルンは住むのにはもってこいの都市です。イギリスの経済情報誌『エコノミスト』が毎年発表している「世界で最も住みやすい都市ランキング」の2019年版では、なんと2位にランクインしています。
ちなみにこのランキングは世界の150もの都市を審査対象にしています。その中でメルボルンは毎年上位にいますから、住みやすさについては折り紙つきといえるでしょう。
そんなメルボルンは、留学生にとっては一体どんな都市なのでしょうか。ここでは、メルボルン留学ならではの魅力やメリットを3つご紹介します。
メルボルンの街を歩いてみると、あちこちにおしゃれなカフェがあることに気付くでしょう。
実はメルボルンはカフェ発祥の地といわれており、伝統ある老舗からフォトジェニックな現代風のお店まで、さまざまなカフェを楽しむことができます。店内では学生やビジネスマン、家族連れなどが思い思いの時間を過ごし、リラックスした雰囲気を演出しています。
また、メルボルンはアートの街としても有名です。街中にウォールアートがあったり、ヨーロッパの芸術作品を多く収める国立美術館があったりと、気軽に芸術に触れられる環境があります。
そして街の中心地を少し離れると、世界遺産「王立展示館とカールトン庭園」があります。華やかなヨーロッパ様式の建築物、その前に広がる彩り鮮やかな庭園は訪れる人を魅了してやみません。
移民の多いオーストラリアの中でも、メルボルンは特にさまざまなバックグラウンドを抱える人が集まる街です。
街中で周囲を見渡せば、コロンビア人、トルコ人、インド人、韓国人、中国人、ベトナム人、と実にさまざまな人種を見つけることができます。
そして、その状況に対応するように、レストランもまた多国籍なのがメルボルンの特徴です。ひとつの街にいながら世界各国の料理、文化に触れることができますので、他とは違った経験ができるでしょう。
今まで知らなかった国や行ったことのない国の人と交流するなど、自分の知見を広げるチャンスが多くあります。
留学生に対して受け入れ制度が整っているのも、メルボルン留学の魅力のひとつです。
実はオーストラリアにはESOSという、留学生の権利を保護する法律があります。この法律のおかげで、留学生を受け入れる学校に対して一定の基準を設けられていたり、トラブルがあったときに相談できる事務所があったりと留学生に対する手厚い保障が守られているのです。
そして、オーストラリアの中でもメルボルンは教育水準が高いことで知られています。留学生に対するサポート体制も万全で、学校内に留学生専門のアドバイザーがいたり、各言語に対応したスタッフがいたりと至れり尽くせりです。
日本人スタッフのいる学校も少なくありませんので、何かあればすぐ相談できて安心ですね。
多文化社会、多民族社会であり外から来る人にとても寛容なメルボルン。その上、教育環境も整っているので、留学にとても向いている都市といえるでしょう。
しかし、いろいろな人がいますから、すべての人がメルボルンに行くべきと言い切れるものではありません。中には街との相性が合わずに心から楽しめない人もいるでしょう。現地に行ってから「こんなはずじゃなかった」となっては遅いですから、自分は果たしてメルボルンを選ぶべきなのかをよく確認することが重要です。
この項では、メルボルン留学に向いている人について解説していきます。
メルボルンにはさまざまな人がおり、中には英語が堪能とはいえない人もいます。また、多様な人種がいるため、話される英語もさまざまで訛りのきつい人もいます。それでもメルボルンが社会として成り立っているのは、そういった英語に人々が慣れているからです。
そのため、初めての留学で英語に自信がない人でも挑戦しやすい環境が整っているといえるでしょう。
また、言語以外の文化についても他者に対して寛容な人が多いのもメルボルンの特徴です。人種が違うからといって差別的な扱いをされることが少ないため、不快な思いをすることは少ないでしょう。
日本文化に興味のある人も少なくないので、現地の人と交流を図る機会が多いのもうれしいポイントです。
1年を通してさまざまなイベントがあるのもメルボルンの魅力のひとつです。屋外で無料オペラコンサートが開催されたり、スポーツカーのレース大会が開かれたりとここならではのイベントを体験できます。
ビクトリア国立美術館は常設展なら入場無料ですし、ビクトリア州立図書館ではオーストラリアの歴史について学ぶこともできます。
また、世界遺産の王立展示館とカールトン庭園では、オーストラリア国内最古の欧風建築物を楽しむだけでなく、四季折々の自然の風景も堪能できます。
このように、メルボルンには五感を刺激するさまざまなコンテンツがあります。ただ英語を学ぶだけでなく、その国の文化や歴史に触れたいという人におすすめです。
オーストラリアの中でも教育水準の高いメルボルンには、世界中から多くの留学生が集まります。英語を学びたいという強い思いがあるのはもちろんのこと、「英語を学んだ先に何をするか」を考えている人も多く、学習に対して意欲的な人が多い傾向にあります。
大学に進学したい、新しいビジネスを始めたい、母国の発展に寄与したいなどといった話を聞いていれば、自然とモチベーションも上がっていくのではないでしょうか。
周囲の人と切磋琢磨していきたい人や、1人で学び続けられるか不安という人にとっては良い環境が整っているといえます。
留学先をメルボルンに決めたら、次は語学学校選びです。語学学校は留学中の多くの時間を過ごす場所ですから、楽しく前向きな気持ちで通えるところがいいですよね。
校内で英語以外の言語の使用を禁止しているスパルタな学校があったり、生徒の母国語が話せるスタッフを配置してくれている学校があったりと、語学学校もいろいろです。
ここでは、数ある語学学校の中でも特におすすめの4つの学校をご紹介します。それぞれ校風や授業の特色が異なりますから、自分の今の英語力や勉強スタイル、英語を学ぶ目的などから、自分に合った学校を選ぶようにしましょう。
ELSIS Melbourneは街の中心地にあり、アクセス抜群の語学学校です。生徒数は120~150人、クラスの人数も最大で12人と小規模な学校です。在籍している学生の国籍は南米系、ヨーロッパ系、アジア系と幅広く、日本人比率は2%と少なめです。
また、校内では母国語が禁止されており、同国籍同士であっても英語で話さなければなりません。「せっかくの留学、日本人との交流は避けたい!」という人におすすめの学校です。
放課後には無料のワークショップが行われており、20分間のプライベートレッスンも受けられます。とにかく英語漬けの環境に身を置きたいという人にはうってつけの学校といえるでしょう。
街の中心地、クイーンストリートにあるUniversal Englishは生徒数約800人とかなり規模の大きい学校です。
校内に英会話クラブや映画クラブ、アメリカンフットボール観戦クラブなどがあり、さまざまな人とコミュニケーションをとる機会があります。その中で、オーストラリア以外の国の文化にも触れられるでしょう。
世界60か国から学生が集まっており、タイやモンゴル、コロンビア、韓国、台湾と特にアジア系の学生が多く在籍しています。ちなみに日本人比率は4%です。
学生の進路や就職支援に積極的な学校で、英文履歴書の書き方指導や面接シミュレーションなど毎日行っています。ゆくゆくは海外で働きたいという人にとっては魅力的な学校でしょう。
INUS Australiaは、生徒一人ひとりのレベルに合わせてより効率的な指導をしていると評判の学校です。
その秘密は独特なクラス分けの方法にあります。INUS AustraliaではSpeakingとListeningのクラスを分けており、それぞれについて自分のレベルで授業を受けることができるのです。これは他の学校ではあまり見られない方法であり、レベルアップを感じやすい環境といえます。
また、国籍比率が厳しく管理されており、200人ほどいる生徒の中にはコロンビア人、タイ人、韓国人、イタリア人、スペイン人とさまざまなバックグラウンドを抱える学生がいます。日本人はその中で8~9%の割合です。
生徒数120名と4つの中では最も小規模で、アットホームなレッスンをセールスポイントにしています。大きなテーブルを囲ってレッスンを行うのが特徴で、生徒同士がよりコミュニケーションをとりやすいように工夫されています。
人数が少ないため学校のスタッフが一人ひとりと向き合う時間が多く、しっかりとしたサポートが受けられるのもうれしいポイントです。
日本人比率は20%と紹介した4つの中では最も高く、クラスに何人かは日本人がいる状況です。他にはイタリアやフランス、韓国、タイなどから学生が集まっています。屋上にはバーベキューができる設備があり、そこでは月に1回パーティーが開かれており、クラスをまたいで友達を作ることもできます。
メルボルン留学についてさらに理解を深めるために、実際に留学した人の話もチェックしてみましょう。「百聞は一見に如かず」という言葉があるように、現地に行ってみたら聞いていた話と違ったということは珍しい話ではありません。
「思っていた以上によかった」のであれば特に問題はないでしょうが、逆の場合はストレスに感じてしまうこともあります。いろいろな角度からの情報を集めておき、事前と事後のギャップをなるべく小さくしておきましょう。
どんな話であっても、聞いておけば事前にある程度の心構えができるのではないでしょうか。
モデルやYouTuberとして活躍中の中嶋さん。英語力アップを目指して留学を決意、メルボルンに2週間滞在しました。
12月に留学を予定し、その時期に過ごしやすい国ということでオーストラリアを選んだそうです。治安がいいというのも決め手のひとつでした。その中でもメルボルンに決めたのは、「観光地として栄えていて、写真映えするスポットがたくさんある」からとのこと。
留学中は学校に行く前にカフェに寄ってゆったり過ごし、学校終わりには友達と街を散策するなど、勉強以外の時間も充実していたようです。「語学学校では自分のレベルに合ったクラスに入れたおかげで、楽しみながら授業を受けることができた。2週間の滞在の中で友人もたくさんでき、旅行とはまた違った視点から海外を楽しむことができた」と大満足だったようです。
1週間留学した横野さんは、おしゃれなウォールアートやヨーロッパ風の街並みといった、街の雰囲気のよさに引かれてメルボルンを選んだそうです。
「滞在中はカフェで買ったホットチョコレートを片手に市内でアート散策をするなど、充実した時間を過ごせた」とのこと。
他にも美術館や博物館に足を運び、オーストラリアの文化や歴史にたくさん触れて帰ってきたそうです。「語学学校では思うように英語が話せずに不安な気持ちになることもあったようですが、優しいクラスメートとスタッフに支えられ無事に1週間乗り切れた。
短い滞在ではあったが、たくさんの刺激を受け、将来に向けて頑張ろう」と決意を新たにしたそうです。「例え短期間でも、留学は絶対にすべき」と本人は語っています。
留学するときに気になるのは費用ではないでしょうか。やる気はあっても先立つものがなければ、留学は実現できません。特にオーストラリアは物価の高い国として知られているので「どれくらい必要なのか」と気になる人は多いでしょう。
絶対に必要になるのは渡航費、滞在費、語学学校の授業料の3つです。それに加えて、現地でのお小遣いが必要になってきます。
お小遣いについては、どんな過ごし方をするのかによって大きく変わるので一概にはいえませんが、おおよその数字を知っておきましょう。この項ではメルボルンの留学費用の相場を、滞在期間別に説明していきます。
メルボルンに1週間滞在する場合の費用の相場は約16~30万円です。語学学校の授業料は4~6万円ほどですが、そこに入学金や教材費が加わってきます。
そのため、語学学校に支払う金額としては6~8万円を目安にしておくといいでしょう。滞在費はおおよそ2~3万円です。そしてここに加えて渡航費がかかってきます。
例え滞在期間が短くても、渡航費は大きく変わるものではありません。そのため、割高になってしまうのです。オーストラリアの場合、現地の夏にあたる12月ごろは航空券代が高くなる傾向にあります。
クリスマスが近づけば近づくほど高くなるので、安く抑えたい人はその時期は避けた方がいいでしょう。
1ヶ月の留学をする場合は、おおよそ40~45万円かかります。滞在期間が長くなれば必然的に滞在費が高くなるため、これくらいの数字になってしまうのです。
授業料は1ヶ月大体10~12万円、そこに入学金、教材費を合わせて12~14万円かかります。
滞在費は8~18万円と幅広く、宿泊先によって値段は大きく変わります。ホームステイ、シェアハウス、学生寮と選択肢はいろいろあるので、予算や自分の希望に合わせて選びましょう。
そしてここに渡航費が加わります。費用を抑えるならジェットスターなどのLCCを使って乗り継いでいくのがおすすめです。
3ヶ月の場合、費用は100~180万円くらいかかると思っていた方がいいでしょう。渡航費はあまり変わりませんが、滞在費、授業料はどうしても高くなります。
授業料は48~70万円くらいかかるのが一般的で、滞在費は24~48万円ほどです。ただし、シェアハウスの場合は12万円くらいで済むこともあるので、安く済ませたい方はぜひチェックしてみてください。
そして、3ヶ月以上留学するとなると学生ビザが必要になり、申請するのに5万円かかります。長期になればなるほど費用が上がるのは仕方のないことなのかもしれません。
穏やかな気候で過ごしやすく、治安のいいメルボルンは初めての留学にぴったりの街です。フレンドリーな人が多く、たどたどしい英語でもコミュニケーションが取りやすいのもおすすめの理由のひとつです。
費用面で心配な点がある人もいるでしょうが、スマ留なら費用を抑えての留学が可能です。
まずは無料カウンセリングを受けて、詳しい話を聞いてみてはいかがでしょうか。
海外渡航経験の少ない方にも自信を持っておすすめできるのが、気さくでフレンドリーな人柄が魅力のオーストラリア。多文化・多民族国家であるゆえ、馴染みやすく、何度も訪れたくなる心地よさがあります。期間や渡航スタイルの選択肢が広く、短期留学やワーキングホリデーなど自分に合った形を選ぶことができるのもメリットです。