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カナダへの留学は魅力的ですが、長期間の留学の場合は、金銭的に難しい人もいますよね。そんな方におすすめなのが、カナダ留学中に利用できる奨学金制度です。
奨学金として学費や生活費の一部を給付または貸与してもらえるため、金銭面での余裕を持って語学の勉強に専念することが可能になります。
今回はカナダへ留学するときに利用できる奨学金制度について詳しく解説します。
奨学金制度を利用するために必要な条件や、おすすめの奨学金制度を紹介しますので、カナダへの留学を考えている方は要チェックです。
カナダへ留学する際に利用できる奨学金制度には、大きく分けて給付型と貸与型の2種類があります。
ここでは、給付型と貸与型の奨学金制度のそれぞれの特徴を見ていきましょう。
奨学金の返済が不要なのが、「給付型」の奨学金制度です。
しかしその分給付型の奨学金は、貸与型と比べると倍率が高く選考基準が細かいという特徴があります。成績が一定以上であること、世帯収入が一定以下であることなどが、条件となります。
また、貸与型と比べると数が少なく、対象となる人数も少ないため、給付型の奨学金を利用したいなら、日頃からリサーチをし続けることが重要になります。
後々奨学金の返済が必要になるのが、「貸与型」の奨学金制度です。
選考基準はそこまで厳しくなく、一定の条件を満たせば誰でも申し込むことができるため、日本国内ではより一般的な奨学金制度と言えるでしょう。
奨学金貸与期間が終わったら、毎月一定の金額を返済する必要があります。
そのため、カナダへの留学時に利用するなら、帰国後に返済する計画をしっかりと立てることが重要となります。
カナダ留学時に利用できる奨学金制度は、日本提供とカナダ提供の2つがあります。
日本国内の奨学金制度は、日本政府、各自治体、民間機関が提供しているものがあります。
カナダ提供の奨学金制度は、現地の語学学校や大学が提供しているものをメインに利用することができます。この場合、成績優秀者向けに提供されているものが多いです。
それぞれ対象となる年齢や職業、成績などの条件が異なるため、自分の条件が当てはまるのかを確認しましょう。
給付型や貸与型問わず、奨学金を受給するためには、基準の条件を満たす必要があります。
それぞれの奨学金制度によってその条件は異なりますが、大まかな基準は共通しているものが多いです。
ここでは、カナダ留学時に奨学金を受給するための条件を紹介します。
奨学金制度に申し込むには、まず既にカナダの語学学校に入学が決まっていることが条件となります。
これは、語学学校への入学が決まっていることを証明することで、奨学金の使い道を明確にするためです。
そのため、奨学金制度に申し込んでから語学学校を決めるということは原則的にできません。
正式に入学許可を取得しているということを証明するために、入学許可証や入学する学校からの書類を提出することが必要になります。
勉強をするための留学をサポートしてもらうという前提で、奨学金を借りることとなるため、成績が優秀であることも奨学金を受け取る条件の1つとなります。
日本の学校での成績が優れている、なにか特別なスキルがある、高い英語力があるなど、成績が優秀であることを条件にした奨学金が多いです。
学費のほとんどをサポートしてもらえる給付型の奨学金制度は、よりこの条件が厳しいものが多くなりますが、中にはそこまで難しくないものもあります。
奨学金を給付しているそれぞれの機関ごとに成績が優秀と判断するポイントが異なるため、自分の得意分野にあった機関を見極めることも1つのポイントとなります。
奨学金制度を利用する上で、経済的に援助が必要であるのかも受給条件に当てはまります。
経済的に見て奨学金がなくても十分に留学できると考えられる場合は、給付の対象になりません。
そのため、奨学金制度を利用する際は、世帯収入や貯金額も条件の対象になると考えて良いでしょう。
奨学金制度を利用するには、留学するために奨学金の援助が必要であるということを証明する必要があります。
基本的に奨学金制度は、優秀な人材のさらなる能力向上をサポートするために、奨学金の給付または貸与を行っています。
そのため、奨学金機関が奨学金を給付する趣旨に合った人材であることも、条件の1つとなります。
それぞれの奨学金機関で趣旨は異なるため、自分の留学目的や能力に合った奨学金機関を選ぶ必要があります。
その際に、ただ人生経験のために語学留学をしたいというよりも、留学の目的や計画を明確にしておいた方が、奨学金を借りれる可能性が高まります。
成績が優秀であるか、奨学金機関の趣旨に合っているのかなど、厳しい条件を出している奨学金制度が多いですが、中には学生であれば条件なしで申し込めるものもあります。
日本の大学に進学する際に利用できる奨学金制度のように、奨学金を必要とする理由があり、返済を約束するだけで借りることができるものも実は多いです。
厳しい条件の奨学金制度には条件が当てはまらなかったという方も、条件なしの奨学金制度であれば比較的簡単に利用することができます。
カナダ留学をする際に利用できる奨学金の申込み方法は、「予約採用」と「在学採用」の2つに分けられます。
ここでは、カナダ留学の際に利用する奨学金の申込み方法を解説します。
「予約採用」は、カナダ留学の際に入学する学校が決まっていなくても、予約という形で申し込むことができる奨学金制度です。
日本にいる間に申し込むことができるため、現地に行く前に奨学金を受給できるのか明確にすることができます。
前年度から申し込んでおき、進学先が決まったら入学許可証や成績証明書を提出する流れになっています。
「在学採用」は、カナダの語学学校に進学してから申し込むことができる奨学金制度を指します。
この方法だと、現地の学校に入学してから申し込む形になるため、カナダに着いてから申し込むことになります。
予約採用で不採用となってしまった方でも、もう一度この在学採用で奨学金の申し込みができるため、奨学金がどうしても必要になったという方にもおすすめの方法です。
しかし、現地に着いてから全ての手続きをする必要があるため、語学学校の授業が忙しくなると大変というデメリットがあります。
ここでは、カナダ留学をする際に使えるおすすめの奨学金制度を紹介します。
それぞれの制度で受給条件や特徴が異なるため、比較して自分が利用できそうな制度を探してみてください。
「日本学生支援機構」は、国内の奨学金機関の中でも最も知られている機関の一つです。
日本国内の大学や専門学校だけでなく、海外留学の奨学金も実は扱っています。
留学目的や条件の異なる、給付型と貸与型があり、自分の留学スタイルに合ったものに申し込むことができます。
海外留学の際に利用できる奨学金制度は以下の4種類です。
それぞれの制度で対象となる条件が異なるため、自分がどれに当てはまるのかを確認してから、申込みの手続きを行いましょう。
しかし、基本的にはカナダの大学または大学院で学位を取得する目的の留学が対象となるため、語学留学のみでは採用してもらうことができません。そのため、語学学校ではなく現地の大学や大学院に留学するときにおすすめの奨学金制度です。
「トビタテ!留学JAPAN」は、文部科学省が提供している、学生限定の奨学金制度です。
海外大学または大学院への留学だけでなく、語学留学やボランティア、インターンシップも奨学金の対象となるため、語学学校に通う予定の方も利用できます。
返済不要の給付型奨学金で、書類審査や面接審査、グループディスカッション審査を合格した年間約800名の学生のサポートを行っています。
通っている大学を通しての申し込みが必要となるため、社会人の方は残念ながら利用することができませんが、学生でカナダ留学を考えている方にはおすすめです。
カナダ留学の際に利用できる奨学金の多くは、学生を対象にしたものです。
しかし、地方自治体が提供している奨学金制度には年齢制限がないものが多いため、社会人でも利用することができます。
社会人でカナダ留学をしたいと考えている方は、ぜひ地方自治体の奨学金制度をチェックしてみてください。
利用条件は「対象となる地域に在住していること」が前提となります。その他の利用条件は各自治体の奨学金制度によって異なるため、興味がある方は自分が住んでいる自治体へ問い合わせをしてみましょう。
中には返済不要の給付型の奨学金制度を提供している地方自治体もあるため、留学時の金銭面での大きなサポートになるでしょう。
本場の英語を現地で学べるカナダ留学は、英語能力を向上させたいと考えている方にとって非常に魅力的です。
学費や生活費などを合わせると百万円単位でお金が必要となるため、金銭面で不安を感じたり、諦めようと考える人もいます。しかし、奨学金制度を活用すれば、留学の負担を減らすことが可能になります。
条件が厳しい奨学金制度も多いですが、中には比較的簡単に申し込むことができるものもあります。
カナダ留学をしたいけれど金銭面での負担が厳しいと感じている方は、ぜひ今回紹介した内容を参考に奨学金制度を利用してみてはいかがでしょうか。
世界2番目の国土を誇る広大な大地と雄大な自然が特徴のカナダは、都市ごとに雰囲気や気候が異なり、冬にウィンタースポーツが楽しめる都市があるなど四季折々の魅力が溢れています。 地理的・文化的にはアメリカに似ている部分も多いが、「旧英連邦国家」でフランス語も公用語としており、欧米2つの雰囲気を味わえることも魅力の一つ。 多民族国家で移民が多く協調性を大切にする温かい国民性から、異文化の様々なバックグラウンドを持つ人々が仲良く暮らす国としても有名。 留学生が受け入れられやすい環境や雰囲気があり、強いなまりもないニュートラルな英語を話すため、英語初心者も安心して留学することができます。